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【食中毒事件】焼肉酒家えびすの激安メニューってどんな?なぜ安くできた?

2011年4月、焼肉チェーン店「焼肉酒家えびす」が提供したユッケによって発生した集団食中毒事件がありました。

5名の尊い命が犠牲になってしまった死亡事件として、当時、連日のように報道されていました。

運営会社であるフーズ・フォーラスの勘坂康弘社長は逆ギレ気味に会見したのを覚えています。

コスパ上げるたゆえの食中毒事件だったのですが、当時どんなメニューを提供していたのでしょうか?

またその価格にできた理由も調べてみました。

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目次

【食中毒事件】焼肉酒家えびすの激安メニューってどんな?

2011年4月21日以降、集団食中毒事件が起きる前、「焼肉酒家えびす」は安く焼肉が食べられる店として

人気を博していました。

店の外観には大きく100yenメニューとして貼りだしていたのがわかります。

一皿100円
トントロ
豚バラ
若鶏
上シロ
ボンジリ
鶏皮

当時のメニュー表です。

牛上タン塩280円って驚きです!

ちなみに、現在、比較的安い焼肉チェーン店の牛角のタンメニューです。

時代も違いますし、今、物価高といわれる中で、この価格です。

左川くん

タン塩食べたくなってきた・・・

右山さん

飯テロやー!

噂の和牛ユッケは380円で提供していましたが、セール時は290円で!

そりゃみんな飛びつきますよね・・・和牛だし、安いし、写真もめちゃ美味しそうだし。

これくらいの価格であれば、気軽に焼肉を食べにいこうかなと思いますし、店舗数を増やしていったのもわかります。

事件前に石川梨華さんが食レポをしています。

ユッケ食べちゃってます・・・。

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【食中毒事件】焼肉酒家えびすは何故メニューを安くできた?

焼肉酒家えびすがなぜここまで価格を落としていけたのかには理由があります。

菌の付着しやすい肉の表面を削り取る「トリミング」という処理をしていなかった
売れ残ったユッケを冷蔵庫などに保存し、翌日も客に提供していた
取引業者を大和屋商店屋商店にした

ひとつずつ見ていきましょう。

【食中毒事件】焼肉酒家えびすはトリミングしていない

焼肉酒家えびすのマニュアルには、コストパフォーマンスを上げるため、「肉の自主検査をやめ」トリミングという

「菌が付きやすい肉の表面を削る作業」を省きました。

このトリミング作業というのは、肉の表面の細菌汚染を取り除くため、筋膜、スジ等を削り取る行為です。

削り取った分、コストがかさむ事になりますよね。

ユッケ用の食肉は大和屋商店から真空パックで仕入れて
「トリミング済み」という認識だったから、うちではしなくていい

この和牛ユッケは、創業当時は680円で提供していました。

この価格でも悪くないです。充分だと思います。

最終的に280円にまで値下げする営業努力の裏の犠牲は大きなものでしたね・・・。

【食中毒事件】焼肉酒家えびすは売れ残りを翌日提供していた

食肉を卸していた大和屋商店から真空パックになった生肉を購入していました。

開封し生肉が売れ残った場合、冷蔵庫に保管し翌日も客へ提供していたといいます。

2日間ならOK,という独自ルールを設けていたそうです。

ただ、安全を保障する根拠はなく、食の安全に対する意識が低いと言わざるを得ないですね。

また厨房内でも店員は手袋をつかわず、素手で肉を調味液と混ぜたり、商品が乗った皿についたソースを大拭きで

拭き取ったりもしたようで、備品にお金をかけなかったということがわかります。

【食中毒事件】焼肉酒家えびすは取引業者を大和屋商店屋商店にした

大和屋商店とは事件発生の約2年前、2009年7月ごろより取引を行っていたようです。

理由は安いから、ということになります。

安いには、理由があるとフーズ・フォーラスの勘坂康弘社長は思わなかったのでしょうか?

それとも安全を優先せず、安けりゃなんでもいい、という慢心があったのではないでしょうか。

ユッケ用の商品として提案された

生食用としては出していない。生で食べることは想定していない

事件後、フーズ・フォーラスと大和屋商店か泥仕合を始めます。

「国産牛 和牛経産(出産したことがある牛)モモ赤身100% ユッケ用のサンプルが出来ました。社員とサンプルテストしましたが、どの部位を食べてももんだいは無く感じました」と安全性を伝えていた。また肉質は「和牛の血統でその上雌なので味があります」とし、「歩止り約100%で、無駄がありません」

https://shield-ins.co.jp/

勘坂康弘社長は、大和屋商店からきたメールを証拠として公表します。

被害者の気持ちを無視した形で、身の潔白を証明したかったのかもしれませんが、自分の主張ばかりで

しらけてしまいますね。

2017年9月7日、大和屋商店とフーズ・フォーラス社及び被害者が和解しました。

大和屋商店は加入していた保険金の総額約1億円を被害者119人に分配しています。

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まとめ

今回は、焼肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の激安メニューについて調べてみました。

裏側を知ってしまうと、激安のからくりがわかり、ちょっと外食するのが恐ろしくなりました・・・

もちろん、ほとんどの飲食店は努力の上でできるだけ安く提供しようと頑張ってくれているのでしょうが、

消費者である私たちも一度立ち止まって食の安全について考えてみたいと思いました。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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