今回は、薬害エイズ事件で逮捕された安部 英(あべ たけし)氏について取り上げたいと思います。
薬害エイズ事件は当時、毎日のように報道されていたのを覚えています。
安部英氏は2005年に88歳で亡くなっていますが死因がなんだったのか、
また家族は現在どうしているのか、を調べていきたいと思います。
安部英の死因は?
安部英氏は身内だけの密葬を終えたあとに、死亡したことを公表しています。
死因は持病が悪化、とは公表されていますが持病がなんなのか、など詳しくは公表されていません。
多くの人をわかっていながらエイズ患者にしたという安部英氏へのバッシングは当時すさまじかったです。
家族に対しても、同じようにバッシングされていたでしょう。
2005年4月25日に東京都内の病院にて88歳で死去した。遺族側からの希望により、通夜・葬儀・告別式などは行わず、家族・身内だけでの密葬で済ませた後に死亡が公表された。
https://ja.wikipedia.org/
遺族側の希望により、というのが胸が痛いです。
裁判が終わって数年経っても、死去したことを公にしたくなかったんだろうな、という気持ちが伝わってきます。
ただ、やはりこの薬害エイズ事件というのは被害者にとって納得がいかないものなのです。
少しまとめてみました。
・権威がある安部英医師がミドリ十字という製薬会社から個人的に莫大な金を得ていた。
・血友病の治療のために用いられる血液製剤という薬の危険性を知りながらミドリ十字と隠した。
・ミドリ十字の非加熱製剤が売れなくなるので、安全な加熱製剤の販売許可を妨害。
・血友病患者は危険なミドリ十字の非加熱製剤を打ち続けられ、エイズに感染し死亡した。
・東京地裁は安部英に対して無罪判決を下す。
・国は控訴したが、安部英が痴呆になったので裁判が中止。
当時多くの患者にHIV感染が告知されていなかったため、妻や子供への二次・三次感染も引き起こしました。日本の薬害エイズ被害患者は1,433名、約40年が経過し既に半数が亡くなり、生存者数は691名と報告されています(令和五年度血液凝固異常症全国調査より)
https://kyusai.acc.go.jp/
患者は病気を治したい気持ちで医者の言うことを信じます。
医者が自分の利権で患者を裏切るなんて、考えもしないと思います。
事件当時、輸入非加熱製剤投与とHIV感染の関連への認識は微妙だったということで、安部英氏は無罪となりましたが
批判が止まりませんでした。
厚生委員会での答弁も言い訳ばかりというか・・・確かに批判されますね。
安部英の妻(嫁)と息子は現在どうしてる?
安部英の妻(嫁)
安部英の妻(嫁)は、ウィキペディアによると、「妻は高橋雄豺の三女」と出てきます。
高橋雄豺(たかはし ゆうさい)は「香川県知事」で「読売新聞社最高顧問」で「警察大学校名誉教授」みたいな
すごい肩書ばかりですが、実業家のようですね。
高橋雄豺の三女とだけで名前なども出てきません。
年齢からしてもう亡くなられていると思われます。
安部英の息子
実際に安部英氏に息子がいたかどうかはわかっていません。
ただ、検索キーワードに「息子」と出てきます。
これは、安部英氏の「息子」なのか、被害者遺族の「息子」なのかよくわかっていません。
妻の実家も太くて、安部英氏自身も1992年に勲三等旭日中綬章を授与されるくらい偉大なお医者さんだったので
家族としても優雅な生活を送っていたでしょう。
薬害エイズ事件には安部英氏の家族が出てこないのですが、当時から一切関わらないようにしていたのでしょうか。
安部英氏は事件当時80歳で、その後認知症発症。
88歳で亡くなるまでどのように過ごしていたのでしょうか?
裁判には勝ちましたが晩年は幸せなものではなかったかもしれないですね。
まとめ
薬害エイズ事件の安部英氏の死因は?と家族について調べてみました。
何年経っても、もやっとする事件です。
最後の着地点が被害者にとって納得いかないままって、どこに怒りをぶつけたらいいんでしょう?
こういう事件があったことを忘れず、次に活かせるようにしたいと思いました。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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